[ ICT ]
(2017/11/1 17:30)
ウォール街に好機、裁定取引機会も
(ブルームバーグ)仮想通貨ビットコインにとってそれが良いのか悪いのか分からないが、同通貨がある意味で合法的ステータスを得ることになった。
世界最大の取引所運営会社、CMEグループが年内にビットコインの先物を上場すると発表した。これはビットコインが何らかの規制の対象となることを意味し、ビットコインは金融の世界のメインストリームに躍り出ることになる。
1カ月前にCME幹部は、近いうちにビットコイン先物の上場はないだろうと述べていた。180度の方針転換をもたらしたのは顧客の潜在需要だと、テレンス・ダフィー最高経営責任者(CEO)が説明した。
「十分規制されたデリバティブ(金融派生商品)市場が、せき止められていた機関投資家の需要に水門を開くことになる」と語るのは、サンフランシスコのベンチャーキャピタル会社ブロックチェーン・キャピタルで調査責任者を務めるスペンサー・ボガート氏だ。同氏はウォール街にとって好機だとも話し、ビットコインは「価格変動が激しく、24時間取引が可能。しかも市場が非効率なため、裁定取引の機会が大きい」と説明した。
(2017/11/1 17:30)