【電子版】パナソニック、２０年に海外売り上げ６割へ インドを中長期的な拠点に

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  １６日、ニューデリーで会見するパナソニックの津賀社長（時事）

　【ニューデリー時事】パナソニックの津賀一宏社長は１６日、ニューデリーで記者会見し「現在、全体の５５％程度の海外での売り上げを２０２０年までに６割に伸ばす」との見通しを語った。一方、１３年に戦略国に指定したインドについては「中長期的な拠点。１０－２０年、ここでやっていくという体制をつくっている」と述べた。

　津賀社長は中国や韓国の家電メーカーとの競争について「値段だけで戦うのはやめる」と明言。「白物家電やドライヤー、スチーマーなどのビューティー（商品）など、万国共通でなく地域ごとに納得いく土俵で戦っていく」と述べた。

　インドでも地元人材を活用し、地域特性を生かしたビジネスモデル構築を模索中。同国での売り上げについて「現在は（総売上高の）３％程度だが、飛躍的に伸ばしたい」と強調した。