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[ 環境・エネルギー ]
(2017/11/22 05:00)
【モスクワ時事】ロシアの気象当局は21日までに、9月末から10月初めにかけ、中部チェリャビンスク州で、通常の986倍の量の放射性物質ルテニウム106を検出したと発表した。同州にある核燃料再処理工場「マヤーク」は「発生源ではない」と関連を否定した。
同州の別の場所でも通常の440倍のルテニウム106が検出された。フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は9日、欧州の大気中で微量のルテニウム106が検出されたと発表。ロシアのウラル山脈とボルガ川の間が発生源と推測していた。
マヤークは工場周辺の放射線量は通常であり、ルテニウム106も長年扱っていないと説明。検出されたルテニウム106についても年間許容量をはるかに下回っていると主張した。
(2017/11/22 05:00)