[ ICT ]
(2017/11/29 13:00)
(ブルームバーグ)米アップルの顧客は、ノート・デスクトップ型PC「Mac(マック)」の基本ソフト(OS)の最新版で、重大な安全上の欠陥を発見した。この欠陥により誰でもパスワードなしでログインできるため、ユーザーの個人データが危険にさらされている。
この問題は9月にリリースされたMacOS「ハイ・シエラ」で発見されており、ユーザー名に「root(ルート)」と入力すれば、パスワードを入れなくても端末にログインできる。
この不具合により誰でもMacのファイルシステムにアクセスできるため、特定のコンピューターから個人用文書が流出する恐れがある。ユーザーの1人は、ルートログインをリモートで利用してコンピューターにアクセスできたと報告した。
アップルの広報担当ビル・エバンス氏は、同社が「この問題に対処するためにソフトウエアのアップデートに取り組んでいる。それまでの間はルートパスワードを設定すれば、Macへの不正アクセスを防ぐことができる」と説明した。
(2017/11/29 13:00)