[ 金融・商況 ]
(2017/12/4 11:00)
【シカゴ時事】米先物取引所大手CMEグループは1日、仮想通貨ビットコインの先物を18日に上場すると発表した。監督機関の米商品先物取引委員会(CFTC)から承認が得られる見通しとなった。金利や外国為替、株価指数といった既存の商品と同様に、電子取引システムを通じ、全世界で売買できるようになる。
CMEのダフィー会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で「ビットコインは進化を続ける新しい市場だ」と取引拡大への期待を表明した。
CFTCのジャンカルロ委員長は同日の声明で「ビットコイン市場には価格の乱高下や取引慣行に懸念がある」と指摘。CMEとの6週間にわたる議論の結果、こうした不安を和らげるため、顧客保護や監視態勢の強化などで合意したという。
ビットコイン先物は、シカゴ・オプション取引所を運営するCBOEグローバル・マーケッツも年内の上場を目指しており、「近く取引開始日を公表する」としている。米取引所大手ナスダックも2018年の上場を計画中と報じられている。
(2017/12/4 11:00)