[ 政治・経済 ]
(2017/12/12 17:00)
(ブルームバーグ)サウジアラビアは来年1月に国内のガソリンとジェット燃料価格を引き上げる計画だ。経済改革と財政収支の均衡化を目指す中で、エネルギーへの補助金を段階的に削減するプログラムの一環。事情に詳しい関係者が明らかにした。
情報が公になっていないとして匿名を条件に話した関係者によると、ガソリン価格は約80%引き上げられる一方、ジェット燃料は一気に国際水準へと上げられる見通し。ガソリンに加え、ディーゼルや灯油、重油など他の燃料も数年かけて徐々に値上げしていくという。
ジェット燃料を除いた価格は早くても2023年までは国際水準に届かず、25年まで延びる可能性もある。電気料金は直接的に引き上げられることはないが、他のエネルギー価格と足並みをそろえて徐々に上がる見込みだと関係者は述べた。補助金改革プログラムを管轄するサウジ財務省にコメントを求めたが、今のところ返答はない。
(2017/12/12 17:00)