[ 政治・経済 ]
(2018/1/6 08:00)
(ブルームバーグ)ドイツのメルケル首相は社会民主党(SPD)との大連立政権継続をもくろみ、週末に予備的交渉に入るが、世論は懐疑的な見方を強めている様子だ。
ドイツ公共放送ARDが4日公表した世論調査によると、メルケル首相の続投を53%が支持したが、首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)とSPDによる大連立復活への支持は45%にとどまった。大連立は「悪い」との回答も昨年12月初旬の時点から2ポイント上昇した。
首相の側は大連立復活に向けSPDに圧力を強めている。ゼーホーファーCSU党首は4日記者団に対し、SPDが譲歩を強硬に迫るなど「やり過ぎ」なければ、「このプロジェクトの成功は可能だ」と話した。両陣営は7日にベルリンで連立への予備交渉を開始する。
原題: Merkel’s German Coalition Plan Faces an Increasingly Wary Public(抜粋)
(2018/1/6 08:00)