[ ICT ]
(2018/1/10 05:00)
カナダのソフト開発大手ブラックベリーと中国インターネット検索大手の百度(バイドゥ)は、自動運転技術の共同開発合意に署名した。
車載コンピューターシステム向けのソフト「QNXハイパーバイザー2.0」を開発したブラックベリーは、自社のソフトが百度の自動運転車向けオープンプラットフォーム「アポロ」に採用されると発表した。
百度の自動運転部門の責任者は「ブラックベリーの基本ソフト(OS)『QNX』とプラットフォーム『アポロ』を統合することで、自動車メーカーが試作品から量産システムに移行することが可能になる」と述べた。
CIBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、トッド・クープランド氏は、自動運転機能は今後数年で全ての車種に搭載される見込みだとした上で「機会はグローバルだ。非常に大きな市場に向けた合意であり、ブラックベリーにとってとても確かな勝利だと思う」と説明した。
またブラックベリーによると、両社は百度の、スマートフォンと連携する車載情報システム用ソフトと人工知能(AI)システムを、「QNX」上で作動させるようにする。(ロイターES・時事)
(2018/1/10 05:00)