[ ICT ]
(2018/1/24 10:30)
米フェイスブックは、人工知能(AI)部門のトップにIBMの元幹部を指名した。フェイスブックは製品開発におけるAIの役割に関して裾野を広げつつあり、幹部経験を持つ人材にその取り組みのかじ取りを委ねる。
ジェローム・プザンティ氏は、現在フェイスブックAI部門の責任者を務める学者のヤン・レカン氏の後任となる。プザンティ氏はAI新興企業ベネボレントテックの最高経営責者(CEO)を務めた経験があり、その前にはIBMでAIプラットフォーム「ワトソン」の責任者だった。レカン氏はフェイスブックの主任AI研究員の役割にはとどまる。今回の人事異動については、ニュースサイトのクオーツが先に報じた。
管理職経験がより豊富なプザンティ氏の採用は、学術的なAI研究のみを重視するのでなく、AI研究のビジネスへの応用を強化する考えがフェイスブックにあることを示唆している可能性がある。(ブルームバーグ)
(2018/1/24 10:30)