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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/1/24 11:30)
イーロン・マスクCEO(ブルームバーグ)
電気自動車(EV)メーカーの米テスラは23日、株価動向と利益に厳格に連動する最高経営責任者(CEO)向けの新たな報酬契約の下で、イーロン・マスクCEOが今後も長期にわたり同社を率いると発表した。
テスラの資料によれば、マスク氏は給料やボーナス(賞与)は受け取らず、報酬はストックオプションの10年間付与という形を取る。時価総額で最初の達成目標を1000億ドル(約11兆円)、その後は500億ドルごとの増加を基準とするとともに、売上高および調整後EBITDA(利払い・税金・ 減価償却・償却控除前利益)の節目に連動して12回に分けて付与されるという。
テスラは新たな契約について、マスク氏がCEOにとどまり続けるか、執行会長兼最高製品責任者(CPO)を務めることを義務付けるもので、同氏が「テスラの経営陣を長期にわたり率いる一方で、将来のいずれかの時点でマスク氏直属の部下となる新たなCEOを選ぶ柔軟性も提供する」としている。
テスラによると、マスク氏のこれまでの報酬も、株価動向と2012年に定められたEV開発目標に連動する業績ベースだったという。同社の時価総額は現時点で591億ドル程度。(ブルームバーグ)
(2018/1/24 11:30)