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[ エレクトロニクス ]
(2018/1/27 11:30)
韓国サムスン電子と米アップルは2017年も半導体ベンダーにとって最大の顧客であり、17年は16年に比べて2社の需要が200億ドル以上増加したことが米ガートナーの調査でわかった。速報値ながら、両社だけで全体の19.5%を占める818億ドルもの半導体を消費したという。
両社とも2011年以降、半導体消費では3位以下を大きく引き離し、シェアトップの座にある。
これら2社を含む電子機器メーカー10社の半導体消費は大幅に増加し、10年前は半導体市場でのシェアが上位10社で31%だったのが、17年は40%に拡大。この傾向は今後も続くと考えられ、ガートナーでは21年までに世界の半導体消費の45%以上を電子機器メーカー上位10社が占めると予測している。
一方、アップルのiPhoneに搭載される「Aシリーズ」はじめ、成功している電子機器メーカーは内製半導体の採用を増やし、差別化を図る傾向が強まっている。このため、内製化は「半導体ベンダーの将来の成長にとって大きなリスク要因の一つ」とガートナーでは指摘している。
(2018/1/27 11:30)