[ 科学技術・大学 ]

【電子版】サルのクローン誕生-中国科学院チームが発表

(2018/1/26 13:00)

  • カニクイザルのクローンの子(中国科学院提供、時事)

 サルのクローンを誕生させたと、中国科学院チームが米科学誌セル電子版に発表した。サルのクローン胚からの胚性幹細胞(ES細胞)作製は2007年に米オレゴン健康科学大学チームが発表したが、代理母の雌に移植して子を誕生させたのは初めてという。

 中国チームはカニクイザル胎児の体細胞から細胞核を取り出し、あらかじめ核を抜いた卵子に入れてクローン胚を作製。雌に移植して健康に育つ2匹の子を誕生させた。子の遺伝子は体細胞を採取したサル胎児と同じになる。人の遺伝性疾患の原因遺伝子をサルのクローン胚で操作し、生まれた子を調べることで、病気の仕組みを解明して治療法を開発するのに役立つという。(時事)

(2018/1/26 13:00)

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