[ ICT ]
(2018/1/30 18:30)
SAPは昨年、クラウド事業が大幅伸長。積極的な投資で同事業の強化に乗り出した(ブルームバーグ)
ドイツの企業向けソフトウエア会社SAPは、米カリダス・ソフトウエアを1株36ドル、総額約24億ドル(約2600億円)で取得することで合意した。昨年10-12月(第4四半期)に力強く伸びたクラウド事業を強化する狙いがある。
30日の発表資料によると、SAPは既存の現金準備とローンで買収資金を賄う方針。買収は当局や株主の承認を経て、2018年4-6月(第2四半期)に完了する予定。
SAPが同日発表した昨年10-12月期の売上高は68億ユーロ(約9100億円)で、アナリスト予想と一致。株式ベースの報酬や償却費などの費用を除いた営業利益は23億6000万ユーロと、予想平均の24億ユーロをやや下回った。同社は国際財務報告基準(IFRS)に準拠しない今年の営業利益が73億-75億ユーロになると予想している。(ブルームバーグ)
(2018/1/30 18:30)