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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/2/4 07:00)
トヨタSUV「RAV4」は20%増
1月の米自動車販売は、米大手3社が低調だった一方、トヨタ自動車と日産自動車は好調で、明暗を分けた。
大手各社の1日発表によると、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の3社は販売が軒並みアナリスト予想を下回った。GMの「シボレー・クルーズ」やフォードの「フュージョン」などが不振だった。一方、トヨタ自動車と日産自動車は販売を伸ばした。トヨタは「RAV4」、日産は「ローグ」が好調だった。
フィアット・クライスラーの米国販売はこれで17カ月連続の減少。レンタカー会社など大口顧客(フリート)向けの値引き販売の縮小が影響した。同社は1月、フリート販売を前年比で半減させた。一方で「ジープ」の小売り販売は好調だった。
トヨタの販売台数は17%増で、伸び率は市場予想のレンジの最高と一致した。新型「カムリ」は21%増。RAV4は20%増えた。トヨタの販売の大幅増を予想したバークレイズのアナリストらは電子メールで、販売増はフリート販売の拡大が寄与したと指摘した。日産の「ローグ」は26%増加した。
日本メーカーではホンダが苦戦。販売台数は予想外にマイナスとなった。
調査会社オートデータによれば、業界全体の販売台数は季節調整済みで年率換算1712万台と、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想の平均である1710万台にほぼ一致した。前年同月は1740万台。(ブルームバーグ)
(2018/2/4 07:00)