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[ 環境・エネルギー ]
(2018/2/24 19:00)
東京電力福島第一原発の3号機建屋上部に設置されるカバーの最後の1枚(21日午前、福島県大熊町=代表撮影)
東京電力は21日、福島第一原発3号機の使用済み燃料プールから核燃料を取り出すため、原子炉建屋上部を覆うカバーの設置を終えた。カバーは放射性物質の拡散を防ぐためのもので、設置に約7カ月かかった。2018年度半ばに燃料の取り出しを始める方針。
鉄骨でできたカバーは、高さ約17.5メートルのかまぼこ型。昨年7月末から、カバーを分割して設置していた。
この日は早朝から大型クレーン2機を使い、最後の1枚を地上36メートルの建屋上部までつり上げた。設置まで1時間25分かかった。
3号機プールには、未使用を含め計566体の燃料が保管されている。計画では、建屋上部に設置済みの燃料取扱機を使い、水中で専用容器に収納。その後、クレーンで下ろして別の建屋のプールに運ぶ。(時事)
(2018/2/24 19:00)