[ 政治・経済 ]
(2018/3/7 11:00)
トランプ米大統領は6日、鉄鋼・アルミニウムに関税を課す考えをあらためて表明し、米国は欧州連合(EU)加盟国を含めて、他国よりも貿易の状況が劣っていると述べた。スウェーデンの ロベーン首相とホワイトハウスで臨んだ共同記者会見で発言した。
同大統領は「われわれが他国よりも劣っている時は、貿易戦争はそれほど悪くない」と指摘。「貿易戦争はわれわれでなく、彼らに打撃を与える」と語った。
トランプ大統領はEUが米国製品に対し、「特に厳しい」姿勢を取ってきたが、EUは乗用車などを米国に輸出できているとした上で、EUが報復措置を取るなら欧州の乗用車輸入に25%の関税を課すと警告した。EUは米国が輸入関税を導入した場合、米国からの自動二輪車やバーボンウイスキーなどの輸入品に対し関税を課すと表明している。
トランプ大統領は、「われわれはこれを正す必要がある。他の選択肢は全くない」と述べた。(ブルームバーグ)
(2018/3/7 11:00)