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[ 環境・エネルギー ]
(2018/3/31 13:00)
九州電力は30日、先週に再稼働した玄海原発3号機(佐賀県玄海町)で微小な蒸気漏れが確認されたと発表した。放射能漏れはなく、環境への影響はないという。九電は31日午前にも発電を停止し、点検を進める。
点検作業に伴い、4月下旬に予定していた営業運転への移行は遅れる見通し。
九電によると、蒸気漏れがあったのは発電用タービンを蒸気で回す2次系設備の配管。30日午後7時ごろ、パトロール中の運転員が、微量の酸素や炭酸ガスなどを除去する「脱気器」の配管から蒸気が漏れているのを確認した。
九電は発電を停止した上で、原子炉は止めずに点検を進める方針。ただ漏えい箇所は高温なため、作業員が触れることができない場合には、原子炉を停止する可能性もあるという。
玄海3号機は23日、約7年3カ月ぶりに原子炉を起動して再稼働し、25日午後に発送電を開始。4月5日以降の出力100%運転に向け、30日午前に出力を50%から75%に上昇させたところだった。(時事)
(2018/3/31 13:00)