[ ICT ]
(2018/4/9 11:30)
米フェイスブックは、データ分析会社キューブユーが利用者情報を不適切に取り扱った疑いがあるとして同社のフェイスブック向けアプリを一時的に停止する措置を取ったと明らかにした。
CNBCは8日、キューブユーが学術研究のための情報収集だと説明することでユーザーを欺いたと伝えていた。実際には収集した情報をマーケティング業者と共有していたという。
フェイスブックの製品パートナーシップ担当バイスプレジデント、アイム・アーチボング氏は「これは深刻な苦情であり、調査が行われている間の措置としてキューブユーを停止した」と電子メールで説明。「当社による鑑識を拒否あるいは不合格となった場合、キューブユーのアプリはフェイスブック上で禁止される」とした。
別のデータ分析会社である英ケンブリッジ・アナリティカ(CA)にユーザーの個人情報がアプリを通じて流出した問題が先月発覚してから、フェイスブックの時価総額は大幅に減少。同社は先週、被害に遭ったユーザー数が最大8700万人に上った可能性があると明らかにしていた。(ブルームバーグ)
(2018/4/9 11:30)