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[ 中小・ベンチャー ]
(2018/4/16 05:00)
中堅・中小企業による賃上げ・設備投資が堅調に推移している。大手企業との収益格差が鮮明な中にあって、2018年春闘では中堅・中小企業による賃上げ率は高水準の回答が相次ぎ、設備投資も中堅企業の17年10―12月期は前年同期比で2ケタ台の高い伸びを示した。ただ人材確保を狙った無理な賃上げなどは中堅・中小企業の収益をさらに圧迫しかねず、政府による成長投資への支援や一段の下請け取引の適正化などの後押しが欠かせない。
連合による18年春闘の第3回集計によると、従業員300人未満の中堅・中小企業の賃上げ率は2・06%。最近5年間で最高だった15年の2・08%にほぼ匹敵する。18年の賃上げ率は前年比0・07ポイントの上昇で、この上昇幅は大手企業と同じ。中堅・中小企業の健闘がうかがえる。
中堅・中小企業の資金需要も高水準で推移。財務省の法人企業統計によると、17年10―12月の設備投資額(金融業、保険業...
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(2018/4/16 05:00)
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