[ オピニオン ]
(2018/4/16 05:00)
「最近の若い者は」。4月に新入社員を迎えた企業も多く、そろそろ、あちこちでこの決まり文句が聞こえる時期だ。かくいう年配の方々も、かつては、同じようなことを言われたに違いない。
若い人に限らず、「最近のオヤジは」「近頃の年寄りは」などと同じくかなり大ざっぱな、くくり方ではある。ただ、ある種の特徴、傾向を、捉えている面もあり、話題の一つとしてあってもよい。
これも、過去から繰り返されてきたことかもしれない。若者の批判ではなく、肯定的な意味で使う場合もある。むしろ素直に、最近の若い人の良い部分を評価しているケースも少なくない。
例えば若い人に関して、取材時の雑談でも、飲み会でも、意見が一致し、意外に盛り上がった。『プレゼンテーションがうまい』『物怖じしない』事だった。近年、大学でプレゼンの訓練を積んでいるせいか、あまり緊張もせず、堂々としているように見える。
個人的には、ベンチャービジネスのプレゼンの際、体にマウスを当てて、プレゼンテーション資料を操作する大学生を見て衝撃を受けた。2000年代半ばだったと記憶している。その若者も、社会人として中堅どころで活躍している年代に入っている。
(2018/4/16 05:00)