[ 地域経済 ]
(2018/4/18 05:30)
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の執行委員会は17日、国際的に貴重な地質や地形がある地域を保護、活用する「ユネスコ世界ジオパーク」に伊豆半島(静岡県)を認定した。日本ジオパーク委員会が同日発表した。国内からは2015年のアポイ岳(北海道)に続き9件目。
伊豆半島は、本州で唯一フィリピン海プレートの上にあり、かつての火山島や海底火山の集まりがプレートの北上に伴って本州に衝突し、半島化した。15年の審査では、地質の国際的価値の根拠が不十分などとして、保留となっていた。
世界ジオパークは当初、ユネスコの支援を受けた国際機関が認定していたが、15年にユネスコの正式事業となった。日本ユネスコ国内委員会によると、新規認定を含め38カ国の計140カ所に上り、日本では糸魚川(新潟県)や阿蘇(熊本県)などが選ばれている。(時事)
(2018/4/18 05:30)