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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/4/29 07:00)
タカタ製エアバッグの欠陥問題で、リコール(回収・無償修理)による改修が完了していない一部の車両の車検が5月1日から更新できなくなる。国内では3月末時点で延べ約84万台が対象となっており、国土交通省は早期の改修を呼び掛けている。
国交省によると、3月末時点で未改修のタカタ製エアバッグを搭載しているのは延べ約221万台。このうちトヨタ自動車やホンダ、日産自動車など9社の97車種延べ約84万台は、エアバッグの製造管理が不適切だったり、異常破裂の防止に寄与する乾燥剤が入っていなかったりして特に危険性が高いと見込まれている。
タカタ製エアバッグは、ガス発生装置が異常破裂し、金属片が飛散する不具合が発生。全世界で異常破裂による死者は少なくとも20人に上っているという。国内で死者が出た例はないものの、乗車中に負傷する事故は起きている。同省は「車検の有効期間を待たず、一刻も早く改修を行ってほしい」としている。(時事)
(2018/4/29 07:00)