【電子版】仏エールフランス、賃上げ交渉決裂でCEO辞任

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  賃上げ交渉決裂によりエールフランスのストライキは5月も続く見通し（ブルームバーグ）

　【パリ＝時事】欧州航空最大手エールフランスKLMのジャナイヤック最高経営責任者（CEO）は4日、賃上げ交渉の決裂を受けて辞任を表明した。同社の従業員は賃上げを求めて大規模なストライキを行っており、空の便に多大な影響を与えている。

　従業員側は6％の賃上げを要求しているのに対し、エールフランスは2021年までに段階的に7％まで引き上げる案を提示。ジャナイヤック氏は、交渉がまとまらなければ辞任する意向を表明していたが、4日までに行われた投票では従業員の過半数が社の提案に反対した。

　ストは5月も続く予定。仏メディアによると、ストによる損失は約3億ユーロ（約390億円）に上る見通し。