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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/5/7 13:30)
米ニューヨークの老舗ホテル、プラザホテルの所有者が変わろうとしている。買い手はドバイに本拠を置くファミリーオフィス、ホワイト・シティー・ベンチャーズの創業者シャハール・カーン氏とニューヨークの不動産会社ハキム・オーガニゼーションのカムラン・ハキム氏。両氏はセントラルパークの南東の角に位置する同ホテルを6億ドル(約650億円)で取得することで合意した。取引完了は6月25日の予定。
カーン氏は「この段階に至るのに3年半かかった。取引が完了するのが待ちきれない」と語った。同氏は買収を認めたものの、それ以上の発言は控えた。ハキム氏にもコメントを求めたが、今のところ回答はない。今回の合意について、米不動産業界誌リアル・ディールが3日報じていた。
プラザホテルの現所有者はインドの複合企業サハラ・インディア・パリワールのほか、サウジアラビアのアルワリード王子率いる投資会社キングダム・ホールディング、不動産投資サービスの米アシュケナージ・アクイジションなど。サハラは会長を務めるスブラタ・ロイ氏がインド政府から多額の資金を投資家に返還するよう命じられたことなどから、持ち分売却を目指していた。
サハラとキングダム、アシュケナージの担当者に取材を試みたが、今のところ応答はない。(ブルームバーグ)
(2018/5/7 13:30)