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[ エレクトロニクス ]
(2018/5/8 11:30)
【ロイターES=時事】米事務機器大手ゼロックスの主要株主で、アクティビスト(物言う株主)のカール・アイカーン氏とダーウィン・ディーソン氏は7日、委任状争奪戦(プロキシーファイト)収束を目指し、富士フイルムホールディングスがゼロックス株1株当たり少なくとも40ドルを提示すれば、買収提案を検討すると表明した。同社に宛てた書簡で明らかになった。
ただ、提示額が40ドルを下回れば、ゼロックスは独立企業として継続することになるとした。
ゼロックスは4日、富士フイルムによる買収手続きを米ニューヨーク州裁判所が一時差し止めしたことは不当だとして上訴したばかり。これに先立ち、ゼロックスはジェフ・ジェイコブソン最高経営責任者(CEO)ら現在の経営陣が留任する方針を発表している。
アイカーン、ディーソン両氏の書簡について、ゼロックスからコメントは得られていない。
(2018/5/8 11:30)