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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/9 14:00)
【ベルリン、ミュンヘン・ロイターES=時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは8日、排ガス制御に問題があるディーゼル車が新たに6万台確認されたことを明らかにした。米国の排ガス試験における不正を初めて認めてから2年半、親会社VWはまた逆風にさらされることになった。
アウディによると、排ガス制御ソフトウエアにこれまで確認されていなかった問題が見つかったとして、特定タイプのディーゼルエンジンを搭載した「A6」と「A7」の2車種の納車を停止した。問題の具体的内容は明らかにしなかった。
関係者によると、この6万台はソフトウエア更新のためリコール(回収・無償修理)が必要。アウディがディーゼルエンジンの排ガス問題でリコールを実施する車は、これで合計90万台以上になる見込みという。
独運輸省はこの日、2車種に違法な装置が搭載されている疑いがあるとして、連邦自動車局(KBA)がアウディの公聴会を要請したことを明らかにした。
(2018/5/9 14:00)