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[ 化学・金属・繊維 ]
(2018/5/17 05:00)
新日鉄住金は16日、51%出資する日新製鋼を2019年1月に100%子会社化すると発表した。併せて100%子会社の新日鉄住金ステンレス(NSSC)を含む3社のステンレス鋼板事業を同年4月に統合する計画も示した。日新製鋼が17年3月に新日鉄住金傘下に入って以降、普通鋼・特殊鋼事業やステンレス事業で各社がそれぞれ築いてきた協力体制を発展させ、国際競争力を高める。
日新製鋼の完全子会社化は、同社株1株に対して新日鉄住金株を0・71株割り当てる株式交換方式で行う。日新製鋼は12月26日付で上場廃止になる。その上で新日鉄住金と日新製鋼のステンレス鋼板事業の一部または全体を、会社分割方式でNSSCに移管する。
新日鉄住金の進藤孝生社長は同日行った会見で「人口減少や自動車の軽量化、電動化など製鉄事業は構造変化の転換点にある」と述べ、事業構造改革への決意を示した。普通鋼・特...
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(2018/5/17 05:00)
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