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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/17 17:30)
米電気自動車(EV)メーカー、テスラの取締役会がさらなる逆風にさらされている。議決権行使助言サービスで世界2位の米グラス・ルイスは、取締役3人の再選に反対し社外会長の指名を求める投資家を支持する姿勢を示した。
グラス・ルイスは報告書で、テスラの筆頭社外取締役のアントニオ・グラシアス氏、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の弟キンバル・マスク氏、21世紀フォックスCEOを務めるジェームズ・マードック氏の取締役再選に反対票を投じるよう株主に助言。さらに、マスク氏がここ10年以上にわたって兼任している会長とCEOの職務を分離した方が投資家にとってプラスだとの見方を示した。
一方、テスラの取締役会は社外会長指名の提案に反対票を投じるよう促している。最初に反旗を翻したのはアクティビスト(物言う投資家)のCtWインベストメント・グループで、先週の株主に宛てた書簡で、改選が予定されている取締役3人の再選に反対するよう 呼び掛けた。
テスラの広報担当者はコメントを控えた。テスラ株は今年に入り8%近く下げている。(ブルームバーグ)
(2018/5/17 17:30)