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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/31 12:00)
米電気自動車(EV)メーカー、テスラのセダン「モデル3」が米消費者団体専門誌コンシューマー・リポーツから待望の推奨を獲得した。無線でのソフトウエア更新後、制動距離が20フィート(約6.1メートル)近く縮まった。
コンシューマー誌は先週、制動試験の結果、モデル3が停止するまでの距離はフォードのピックアップ「F-150」より長いことが分かったとして、モデル3の推奨を見送った。これを受け、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は数日中に問題を修正すると表明していた。同社広報担当はコンシューマー誌に対し、新たなソフトウエアはさまざまな制動スタイルや環境条件に対応できると語った。
ソフトウエア更新後の再試験で、モデル3が時速60マイル(約97キロ)から停止するまでの距離は133フィートと、前回から19フィート短縮された。コンシューマー誌の自動車試験ディレクター、ジェーク・フィッシャー氏はこれほどの改善は前例がないと指摘。
同氏は発表資料で、「コンシューマー誌に19年在籍し、1000台を超える自動車をテストしたが、無線でのソフト更新で性能を改善できる車はこれまで見たことがなかった」と述べた。(ブルームバーグ)
(2018/5/31 12:00)