[ ICT ]
(2018/6/5 13:00)
米アップルは「iPhone(アイフォーン)」と「iPad(アイパッド)」向けの基本ソフト「iOS」に必要とされる改良を加える。2018年後半にリリースの予定。
アップル幹部のクレイグ・フェデリギ氏は4日に開かれた同社の世界開発者会議(WWDC)で、性能や信頼性を向上させた次期基本ソフト「iOS12」を発表。拡張現実(AR)ソフトウエアを改良し、端末利用頻度をモニターできる新しいツールを搭載すると説明した。
今回のアップデートでは、複数のプレーヤーが参加できるARゲームのサポートや、デジタルアシスタント「Siri(シリ)」の新たな機能、写真検索や通知制限、「FaceTime(フェイスタイム)」によるビデオ会議の新しい方法が盛り込まれた。
同社は一部の消費者からiOSのバグについて批判を受けていた。昨年リリースした「iOS11」では、通話関連の不具合や「iMessage」サービスで不正確な文字の表示、アプリのクラッシュといった問題が指摘されていた。
アップルは4日、iOS12ではアプリの起動などが2倍速くなり、旧機種の速度向上に主な重点を置いたと説明。撮影速度を高めるためカメラ・アプリにも基本的な変更があるという。(ブルームバーグ)
(2018/6/5 13:00)