[ 政治・経済 ]
(2018/6/26 12:00)
【北京=時事】ロイター通信によると、中国の李克強首相は25日、フィリップ仏首相と北京で会談し、「中国は今年、航空機を大量に調達する計画があり、エアバス機購入の協議を続けたい」と伝えた。米国のボーイング機と競合する欧州機の購入をちらつかせ、トランプ米政権をけん制する狙いがありそうだ。
中国では航空機の需要増加を受け、ボーイングとエアバスが売り込みに力を入れている。米中貿易摩擦が激化する中、「ボーイング機が標的になる」との見方が根強い。中国は米政権による対中貿易制裁を見極めながら、実際の購入機数を決めるとみられる。
また、劉鶴副首相は同日、記者会見し、欧州連合(EU)との経済会合で保護主義に反対することで一致したと強調。欧中協調をアピールした。
(2018/6/26 12:00)