[ 政治・経済 ]
(2018/7/3 07:00)
【ワシントン=時事】トランプ米大統領は1日に放映された米FOXニュースのインタビューで、安全保障を理由に検討中の輸入自動車・同部品への追加関税について「20%」を念頭に置いていると公の場で初めて言及した。多くのメディアは25%と報じてきたが、「(20%が)正しい数字だ」と明言した。
トランプ大統領は、自動車各社が米国で生産すれば「関税を課すことはないだろう」とも語り、各国に譲歩を迫る姿勢を鮮明にした。日本には直接言及しなかったが、「米ゼネラル・モーターズ(GM)の車を輸出したくても、いくつかの国は受け入れない。非関税障壁を設けている」などと、自動車市場の閉鎖性を批判した。
トランプ大統領は輸入自動車に関する調査を7月中にも完了させる考えを示している。米政権の検討する自動車関税をめぐっては、大きな影響を受けるとみられる欧州連合(EU)や日本などに加え、米国内からも反対の声が上がっている。
(2018/7/3 07:00)