[ ICT ]
(2018/7/25 13:30)
米フェイスブックはロンドンでのオフィスの占有スペースを現在の2倍に拡大する。テクノロジー関連各社は英国内での事業拡大を続けている。
キングスクロス地区の新オフィスビルは6000人余りを収容可能。フェイスブックは年末までに英国の従業員数を2300人に増やす計画を立てている。同社の23日の発表資料では、今回の拡大の一環としてどの程度雇用が創出されるかは説明していない。
フェイスブックのビジネス向け交流サイトである「ワークプレイス」は全てロンドンで設計・運用されている。ロンドンは、フェイスブックのセキュリティーを担当するエンジニアチームの本拠地でもある。仮想現実(VR)関連製品に取り組むのもロンドンのチームだ。
ブルームバーグ・ニュースは昨年11月、フェイスブックがロンドンでの新しいオフィスを巡り賃貸契約の交渉中だと報じていた。
ロンドンにはスキルの高い人材が数多く集まっており、アップルやアマゾン・ドット・コム、グーグルの親会社アルファベットといった米大手テクノロジー企業が事業を拡大している。そうした需要も寄与し、英国の欧州連合(EU)離脱や金融サービス業界のコスト削減の動きにもかかわらず、ロンドンのオフィスの賃貸料や価値は過去最高付近にある。(ブルームバーグ)
(2018/7/25 13:30)