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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/7/25 11:00)
【ロンドン=時事】ロンドンの正規タクシーの運転手で構成する協会は、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズを相手取り、約12億5000万ポンド(約1800億円)の損害賠償を求める訴訟を検討していると明らかにした。英国名物として親しまれる黒塗りタクシー「ブラックキャブ」とウーバーの対立は、法廷に舞台を移す可能性が出てきた。
民放スカイニューズが24日報じた。報道によると、約2万5000人に上るロンドンのタクシー運転手は、ウーバーの登場によって過去5年間、平均約1万ポンド(約146万円)の減収を強いられたと主張している。
協会のスティーブ・マクナマラ事務局長は声明で「訴訟準備は初期段階で、法律事務所から法的助言を得ているところだ」と説明している。
ロンドン市交通局は、ウーバーが運転手の身元調査などが不十分だとして、営業免許の取り消しを検討していた。ウーバーは事業運営を変更することを確約し、6月に営業許可を15カ月間延長することが決まったばかり。
(2018/7/25 11:00)