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[ 科学技術・大学 ]
(2018/7/26 13:00)
【ワシントン=時事】米科学誌サイエンス(電子版)は25日、火星地表の氷床の下に「湖」があることが判明したと報じた。火星で液体の水の存在が確認されたのは初めてで、生命の痕跡探査が活発化しそうだ。
欧州宇宙機関(ESA)の無人探査機「マーズ・エクスプレス」が、2012-15年に火星の周回軌道上からレーダーを使って地表を調査。火星南極付近にある厚さ1.5キログラムほどの氷床の下に、長さ約20キロメートルにわたり液体の水があることが分かったという。
ロイター通信によると、水は丸みを帯びた三角形状に広がっている。深さは測定不能だが、研究チームを率いるイタリア宇宙機関のロベルト・オロセイ氏はワシントン・ポスト紙(電子版)に「少なくとも1メートル程度あるはず」という見解を示した。
(2018/7/26 13:00)