[ 政治・経済 ]
(2018/8/7 18:30)
文部科学省は7日、子どもの熱中症による事故防止対策として、全国の公立の幼稚園、小中学校、高校などで、今年の夏休み期間の延長や夏休み中の登校日の延期・中止を検討するよう、都道府県教育委員会などに通知を出した。子どもの健康を守るため、暑い夏の登校期間を短くするのが狙い。
現行制度では公立学校の場合、都道府県などの教育委員会が夏休みや冬休みの時期を決める。通知は、年間で必要となる授業の総時間数を確保できるよう、夏休みを延長した場合はその分冬休みを短縮したり土曜日に授業を行ったりするなど、現行制度を活用した柔軟な対応を促している。
今夏は全国的に記録的な暑さとなり、愛知県では校外学習から戻った小学1年の男児が熱中症とみられる症状で死亡した。文科省は事態を重く見て、夏休みの延長を通知した。(時事)
(2018/8/7 18:30)