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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/8/15 12:00)
【ソウル=時事】韓国でドイツ高級車大手BMWの乗用車から出火する事故が相次いでいる問題で、金賢美・国土交通相は14日、リコール(回収・無償修理)対象車種で安全点検を受けていない車両について、運転中止命令を発動するよう地方自治体の首長に要請したことを明らかにした。
韓国メディアによると、今年起きたBMW車の出火事故は40件近くに達している。金氏は国民向けの談話で、「運転中止は国民の安全を守るために避けられない措置だ」と説明。「リコール対象車両の所有者は、より大きな事故の防止に向け積極的に協力してほしい」と呼び掛けた。
現地法人のBMWコリアは7月、42車種計10万6317台のリコールを国土交通省に届け出ており、対象車種の安全点検を実施しているが、金氏によれば、まだ2万7000台以上が点検を受けていない。自動車管理法は「自治体の首長は安全運転に支障があると判断した場合、整備や運転中止を命じることができる」と規定している。
(2018/8/15 12:00)