[ 政治・経済 ]
(2018/9/7 12:30)
世耕弘成経済産業相は7日の閣議後の記者会見で、北海道地震により道内ほぼ全域の約295万世帯で生じた停電について、午前時点で半数に当たる約140万世帯分の電力供給が復旧したと発表した。ただ、全面復旧には「少なくとも1週間程度を要する」と改めて指摘した。
政府は7日朝までに100万世帯超への供給再開を目指す方針を示していた。安倍晋三首相は同日の関係閣僚会議で再開への取り組みを指示し、北海道には「節電へのご協力を引き続きお願いする」と要請した。
6日未明の地震で、北海道電力の全発電所が一時稼働停止となり、管内の電力供給が途絶える「ブラックアウト」が発生した。その後、北海道電は停止していた砂川火力発電所(砂川市)などの火力、水力発電を順次再稼働し、停電の解消を進めた。政府は7日中にも約300万キロワット(240万世帯分)の供給力を確保したい考えだ。
(2018/9/7 12:30)