【電子版】ローマ法王、エストニア「電子居住者」に 安倍首相も登録

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  エストニアの首都タリンで歓迎式典に臨むフランシスコ・ローマ法王（左）とカリユライド大統領（25日、AFP時事）

【タリン＝AFP時事】フランシスコ・ローマ法王は25日、訪問先のエストニアで、同国政府が発行する「電子居住権」を取得した。

　電子居住権は、エストニア国外に住む人々がインターネットを通じて同国の官民サービスを利用できる制度で、2014年に始まった。市民権とは異なるが、登録者は国外にいながら欧州連合（EU）内で起業でき、税の申告や書類への署名も可能。これまでに安倍晋三首相やドイツのメルケル首相も登録されている。

　エストニアは05年に電子投票を導入するなど、世界で最も電子化が進む国の一つとして知られる。大統領府は声明で「法王は3万7647番目の電子居住者になった」と歓迎した。