[ ICT ]
(2018/9/30 07:00)
【北京=時事】米インターネット交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックが7月に中国浙江省杭州市に設立したとされた現地法人を、中国当局が認可していないことが28日分かった。国家インターネット情報弁公室の劉烈宏副主任が同日北京で行った記者会見で「フェイスブックはかつて杭州の関係部門と接触したが、営業許可証は発行していない」と明言した。
劉氏は「海外のネット企業が中国の法律・法規を順守し、管理当局の要求を履行し、中国の歴史・文化を尊重すれば、中国での発展を歓迎する」と強調。検閲など中国のネット規制をめぐり、両者が合意できなかった可能性を示唆した。
中国当局の企業登記情報には7月24日、フェイスブックの香港法人が全額出資した「臉書科技杭州有限公司(資本金3000万ドル)が一時掲載され、中国でのサービス再開に向けた動きとみられていた。
(2018/9/30 07:00)