[ ICT ]
(2018/10/9 11:00)
米マイクロソフトは、東南アジアの配車サービス会社グラブに出資する。金額は不明。グラブはマイクロソフトの「アジュール」をクラウドサービスの優先プラットフォームとして採用する。
両社は5年契約の下、ビッグデータや人工知能(AI)、コネクテッドカー(つながる車)のプラットフォームなどの技術で協力する。グラブが現在利用しているクラウドサービス業者にはアマゾン・ドット・コムのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が含まれ、過去には新技術の採用で主要株主の滴滴出行と協力した。
マイクロソフトのアジュール事業は、大口の法人契約獲得でアマゾンに追いつこうとしている。8カ国で事業を展開するグラブは、乗客とドライバーへのリアルタイムの通訳提供でマイクロソフトの自然言語処理能力に期待している。
グラブのミン・マー社長は、マイクロソフトのビジネス開発担当エグゼクティブバイスプレジデント、ペギー・ジョンソン氏との共同インタビューで、マイクロソフトによる出資はグラブが年末までに目指す30億ドル(約3400億円)の資金調達の一環だと説明。両氏は今回の出資規模を明らかにしなかった。(ブルームバーグ)
(2018/10/9 11:00)