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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/11/19 23:30)
日産自動車の西川広人社長がカルロス・ゴーン会長の逮捕を受けて19日に行った記者会見の主なやりとりは次の通り。
【冒頭発言】
社内調査の結果、ゴーン会長による重大な不正行為が確認された。長年にわたるゴーン統治の負の側面と言わざるを得ない。関係者の信頼を裏切ることになり申し訳ない。残念という言葉をはるかに超えて、強い憤りと落胆を覚えている。第三者委員会を早急に立ち上げ、背景を掘り下げてもらう。
【質疑応答】
―問題の詳細は。
検察による捜査が進んでおり、詳細は申し上げられない。ただ、取締役の義務に大きく反する内容で、当然、解任に値すると理解している。22日に取締役会を招集し、代表権と会長職を解く提案を行う。
―なぜ見抜けなかったのか。
会社の透明性が低く、ガバナンスの問題が大きかった。ゴーン会長がルノーと日産の最高経営責任者(CEO)を兼務する時期が長く、権力が集中していた。企業統治から見れば注意すべき権力構造だった。
―ゴーン会長への評価は。
特に初期において実施した大きな改革の実績は紛れもない事実。ただ、その後は功罪両面があった。
―この問題の影響は。
当社の業務執行に大きな影響はない。また、ルノー、三菱自動車とのパートナーシップにも何ら影響を与える事案ではない。むしろ緊密に連携し、アライアンスに影響が出ないようにする姿勢が重要だ。(時事)
(2018/11/19 23:30)