[ 政治・経済 ]
(2018/12/20 17:00)
【シドニー=時事】ニュージーランド(NZ)政府は18日の閣議で、嗜好(しこう)用としての大麻の合法化の是非を問う国民投票を2020年の総選挙と同時に実施することを決めた。
嗜好用大麻の合法化は労働党主導の連立与党と協力関係にある緑の党が推進。労働党は17年の総選挙後の協議で、緑の党の協力と引き換えに国民投票を実施することなどに合意していた。
ロイター通信によると、リトル法相は記者団に「(投票結果は)拘束力を持つ」と説明。合法化支持が過半数を占めれば、アジア・オセアニア地域で初めての解禁となる。NZでは先週、医療用限定で大麻の合法化法案が議会で可決された。
隣国オーストラリアは最近、医療用大麻の合法化に踏み切ったが、嗜好用は禁止している。嗜好用大麻をめぐってはカナダが10月に合法化。米国でも州レベルで合法化の動きが広がっている。
(2018/12/20 17:00)