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[ 科学技術・大学 ]
(2018/12/20 18:00)
米航空宇宙局(NASA)職員の個人情報がハッカー攻撃を受けた。社会保障番号などが狙われ元職員も攻撃対象になったが、実際にどれだけの職員数の情報がダウンロードされたかは分かっていないとNASAは職員に伝えている。
総務を担当するボブ・ギブス氏が18日送付した文書によれば、NASAは10月23日にサーバー侵入に関する調査を開始。2006年7月から18年10月の間に採用されたり、異動・退職した職員がハッキングの影響を受けた可能性があるという。NASAには約1万7400人の公務員が勤務する。
ギブス氏の文書はスペースレフ・ドットコムにより最初にオンライン上に掲載された。NASAは掲載された文書は本物だと確認した上で、NASAの業務への支障は一切ないと考えていると説明した。
NASAのカレン・ノートン報道官は、「侵入が発見された後、影響を受けたサーバ-を守るための行動を直ちに取った。その後は犯罪科学に基づく分析作業を進めている」とコメントした上で、「進行中の調査はNASAの最優先課題だ」と記した。(ブルームバーグ)
(2018/12/20 18:00)