[ ICT ]
(2019/1/6 13:00)
【アムステルダム=ロイター時事】米グーグルは17年に199億ユーロ(約2兆4600億円)の資金を、オランダのペーパーカンパニーを通じて、バミューダ諸島に移転していたことがオランダの商工会議所に提出された文書で3日までに明らかになった。外国への税の支払いを削減するための取り組みの一環として行われた。
昨年12月21日に提出された同文書によると、オランダの子会社グーグル・ネザーランズ・ホールディングスを通じて移転した資金は、16年に比べて約40億ユーロ多い。
グーグルは声明で、「われわれは当然支払うべき全ての税金を支払い、事業を展開する各国の税法に従っている」と説明。「グーグルは他の多国籍企業と同様に、本国で法人所得税の大半を支払っており、過去10年間、世界実効税率として26%を支払ってきた」と主張した。
グーグルは米国外で得たロイヤルティー収入を、法人所得税のないバミューダ諸島に拠点を置くグーグル・アイルランド・ホールディングスに移すために、オランダの子会社を利用している。
(2019/1/6 13:00)