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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/1/22 11:30)
電気自動車(EV)メーカーの米テスラは、欧州で主力の中型セダン「モデル3」を発売する認可を得た。アウディやBMW、メルセデス・ベンツのお膝元である欧州にモデル3を投入する最後のハードルが取り除かれた。
オランダの運輸当局RDWの認可が下りたことを受け、テスラはモデル3の長距離バージョンの納車を2月に開始する見通しだと説明した。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「非常に険しい」道が待ち構えていると警告しており、欧州での発売はこうした状況をテスラが乗り越えていく上で重要だ。
同社は初の大衆市場向け車種であるモデル3の低価格バージョンを黒字を確保しながら販売できるよう人員削減を実施する。マスク氏はテスラ車購入者が受けられる米連邦政府の税額控除が、1月1日から3750ドル(約41万円)に半減された影響を心配しなくて済む理由として、欧州と中国での販売を挙げている。
テスラは第3四半期の株主宛て書簡で、「欧州の中型高級セダン市場は米国の2倍を超える規模だ」と指摘している。(ブルームバーグ)
(2019/1/22 11:30)