[ ICT ]
(2019/1/23 14:30)
【ニューヨーク=時事】米IBMが22日発表した2018年10~12月期決算は、純損益が19億5100万ドル(約2100億円)の黒字となった。前年同期は10億5400万ドルの赤字。米税制改革の影響で19億ドルの費用を計上したが、クラウドやデータ解析などの「戦略的必須領域」が収益に寄与した。
1株当たりの営業利益は4.87ドルと、市場予想平均(リフィニティブ調べ)の4.82ドルを上回った。19年通期の1株当たり営業利益については「最低でも13.90ドル」と予想した。
売上高は3.5%減の217億6000万ドル。市場予想平均(同)は217億1000万ドルだった。
部門別の売上高は、インフラ関連や技術支援サービスを手掛ける「テクノロジー・サービシズ&クラウド・プラットホームズ」が2.9%減の89億2900万ドル。一方、人工知能(AI)システム「ワトソン」を軸とした「コグニティブ・ソリューションズ」は0.4%増の54億5500万ドル、コンサルティング業務などの「グローバル・ビジネス・サービシズ」も4.1%増の43億2200万ドルと伸びた。
18年通期では、売上高が前期比0.6%増の795億9100万ドル、純利益が51.7%増の87億2800万ドルだった。
(2019/1/23 14:30)