【電子版】ダイムラーとBMW、自動運転「業界標準作る」 サプライヤー候補も選定へ

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  ダイムラーの研究開発担当取締役オラ・ケレニウス氏（4日、ジュネーブモーターショー＝ブルームバーグ）

【ジュネーブ＝ロイター時事】ドイツ自動車大手ダイムラーとBMWの幹部は6日、ジュネーブで記者会見し、自動運転技術の開発で提携するのは、費用の削減とともに、将来の自動運転車の規制整備に役立つ業界の標準づくりが目標だと明らかにした。

　幹部らは、両社は先進運転支援システムと、自動運転技術の部品企業の候補を選定するための委員会を今後4カ月で設立すると説明した。

　BMWのクラウス・フローリッヒ取締役は、「卵が先か鶏が先かという状況だ。誰かが技術を標準化しなければならず、規制はそれに続く」と語った。

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  ダイムラーの自動運転テスト車両（18年7月、ドイツ・インメンディンゲン＝ブルームバーグ）

　ダイムラーのオラ・ケレニウス取締役は「われわれは、この複雑な自動車を2度発明すべきではない。標準化の過程で、これらの投資の一部を共有することは理にかなっている」と述べた。

　幹部らはまた、自動運転車の開発費用が高騰したことで、BMWとダイムラーは資金面および技術面での負担を分担するため提携することを余儀なくされたと述べた。