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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/4/19 12:30)
トヨタ自動車は19日、ソフトバンクグループ(SBG)などと、米ライドシェア(相乗り)大手ウーバー・テクノロジーズに追加出資すると発表した。今後の需要拡大が期待されるライドシェア向け自動運転車両の開発を一段と加速させるのが狙いだ。
ウーバーが自動運転開発部門を分社化して設立する新会社に計10億ドル(約1100億円)を投じる。出資額はトヨタ4億ドル、デンソー2億6700万ドル、SBGの「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」3億3300万ドル。
トヨタはウーバーに対し、2016年5月にライドシェア分野の提携で合意し、金融子会社を通じて出資。さらに18年8月には5億ドルをトヨタ本体から追加出資し、米国でライドシェア専用の自動運転車両を21年に投入する方針を打ち出した。
トヨタは今回の追加出資でさらに協業を拡大し、同車両の量産化とサービスの実用化にめどをつける。自動運転に必要なセンサーなどの部品やソフトの開発も共同で行い、今後3年間で最大3億ドルの開発費を負担する。
ウーバーのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は「素晴らしいパートナーとともに推進する今後のプロジェクトの成果を確信している」とのコメントを発表。トヨタの友山茂樹副社長は「より安全、高品質で低コストの自動運転ライドシェア車両の実用化を目指す」と強調した。(時事)
(2019/4/19 12:30)