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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/5/7 05:00)
【ニューヨーク=時事】米航空機大手ボーイングは5日、墜落事故が相次いだ新型旅客機「737MAX」について、飛行データの不一致を知らせる警報システムが標準搭載となっていないことを1年以上にわたり米連邦航空局(FAA)に報告していなかったと明らかにした。航空機の安全性や運航に影響はないと判断したという。
警報システムは、機体の角度を計測する二つのセンサーの数値が大幅に異なる場合に作動し、パイロットに注意を促すもの。新型機では追加料金が必要となり、事故機にはいずれも搭載されていなかった。2件の事故では、センサーの不具合が墜落の誘因になった可能性が指摘されている。
ボーイングによると、警報システムの問題は、昨年10月にインドネシアで1件目の事故が起きた後、初めてFAAに報告されたという。
(2019/5/7 05:00)